本講座では、バイオダイナミクス・オステオパシーやクラニオセイクラル・バイオダイナミクスからのアイディアを用いて、「瞬間ヒーリング(の繰り返し)で構成するヒーリング・セッション」の一部または大部分を、じっくり落ち着いた、より深い傾聴を意図したヒーリング・ワークに置き換え可能にし、バージョン・アップします。

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瞬間ヒーリング講座では、入門編でキンズロー博士の「三点法」の概念を参照しました。
実は、キンズロー博士の考えるヒーリングの原理と、究極のオステオパシーとも言えそうなジム・ジェラス博士のバイオダイナミクス(バイオダイナミック・オステオパシー)の原理とは非常によく似た基盤の上に立っていると思うのです。

キンズロー博士は、長年のTM瞑想体験から得られたアイディアに基づいて瞬間ヒーリング法QEを開発しました。

最近、同じくTM瞑想を実践し、長くTM瞑想の教師を務めた後、独自のフルフィルメント瞑想を開発し指導しているボブ・フィックス氏は、瞑想の深化ととも に、どのような意識状態を体験するか、そして、いわゆる「さとり」とはどのような意識体験か、そして「さとり」の後の意識変化はどのようなものかを記述 し、それが生徒たちにも同様に再現性よく体験されることを述べています。

一方、ジム・ジェラス博士は、バイオダイナミクス施術中の意識レベルと知覚を対応付けてゾーン(zone)と名付け、意識が知覚する世界をゾーンのマップとして図式化しています。

これらはよく似た性質を表現しており、人間の意識世界の本質的に重要な一面を捉えているものと思われます。

QEは、初心者でもちょっとの隙間に意識の深み「空/純粋な気づき」にコンタクトし、それが持つ「調和と秩序」を生む力を引き出せるようにしようというアイディアから出発しており、一方、バイオダイナミクスは、「空/ダイナミック・スティルネス」の中にしっかり留まり、「調和と秩序」を生む力が十分に自由に働けるようにすることを目的としていると言えるでしょう。

(※ 以上は、個人的な考えです。)

 

参考:

[1] 瞬間ヒーリング講座  http://holistic-being.littlestar.jp/?p=917

[2] ヒーリング・バイオ基礎講座 http://holistic-being.littlestar.jp/?p=923

[3] セルフ・ヒーリング基礎講座 http://holistic-being.littlestar.jp/?p=935

[4] シータヒーリング講座 http://holistic-being.littlestar.jp/?p=928